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営業コラム「一流の上司は、自分より優秀な部下を育てる」

最近、自分で考えさせられる課題が多く蓄積をしてきており空回りしている自分と向き合う時間が多くなってきた。

リーダーの役割とは?環境改善とは?現場とは?すべてが今かみ合っていない状況である。

この状況を打破するために、もがき苦しんでいる。

 

どうすれば現状を打破できるか?1つ忘れていた事があった。

それは、自分の恩師が教えてくれた事を思い出したのである。

 

リーダーの役割とは、「自分のコピーを作る」ことではなく、「自分よりも優れた人材を」を育成すること。

恩師はそう言い切ったことを思い出した。

自分の壁を一瞬で破る「最強の言葉」があった。

 

自分が営業マンと言うプレーヤーから、プレーヤーを束ねるマネージャーとして役割が変わったことを強烈に気づかされた事がありました。

私が担当する販売2課は5人の部下とともに新規の顧客を開拓することでした。

そのとき「部下に接するときは、君はどんなことを考えている?」

その答えに私は次のように答えた事を覚えています。

 

「まず自分にできることを部下にもしっかりやってもらうつもりです。自分のできないことを部下に求めるのは卑怯だと思いますから」

 

静かに聴いていた恩師はこう言いました。

 

「それじゃ管理職として落第だ。その方針だと、部下は君のコピーばかりになってしまう。管理職の仕事は自分のコピーを作る事ではないよ」

「自分が未経験のポジションで、机上論・空論・理論・建設的理論そして現場の問題抽出から問題解決し、それから現場への落し込み。それができて初めて管理職の仕事と言える」

管理職は、自分の仕事以外の事も見ないと行けない。自分が現場から見ることも大切だが、問題はそこにはあるが抽出できない。

よって問題があっても管理職が見つけないと改善ができない。よって強い組織にはなっていかないのだよ。と言われた。

 

恩師は続けて・・・ときには自分ができないことを部下に求める事もありました。

もちろん、自分には苦手なことが、部下には楽々できることもあります。

しかし、自分のコピーを育てようとすることで、その部下の能力を引き出し、生かすチャンスを潰す事さえあるのです。

「私は入社以来、営業しかやったことがないのに、支店長になった。しかし支店長として総務や物流、支店に関するすべてを見ている。はじめから見れたわけでは無い。現場を見ての問題解決からの机上論で論理付けをし、現場に落として改善し、そこで現場を学んでく。」

 

自分が野球をしていたこともあり、このように助言をくれた。

「プロ野球でたとえれば、すべてのポジションで活躍したことのある監督はいない。監督は自分が経験したことのないポジションでも、選手がそのポジションで一流になることを要求する。」

 

それが監督の使命だから。

 

「部下を管理する」だけが管理職の仕事ではなく、「部下を育てる」ことこそ管理職がすべき、もっとも重要な仕事であると述べた。

 

そのとき私は思い知りました。

 

教え子が師匠より優れた人物になることを「出藍の誉れ」と言います。

 

もとは「青は藍より出でて藍より青し」という古代中国の儒学者、筍子の言葉に由来し、青色は藍の葉を染料とするけれども、藍で染めた布は藍よりも鮮やかな青色になることから来ています。

 

自分よりも、もっと鮮やかな色で輝くように働いてほしい。

以来、恩師に教わった「出藍の誉れ」が部下と接する際の私のモットーになりました。

 

そして恩師に教わった「部下に仕事を任せて、黙って見守ること」

部下を育てるために、私がつねに心がけていたことがあります。

 

「部下に仕事を任せる」ことです。

 

もちろん、上司のほうが経験値もありますから、自分なりの解決策が思い浮かぶと思います。

それは「自分のコピーを作る」ことに・・・。

 

部下が自由に考え、行動することで、上司には思いつかなかった方法を編み出せるかもしれない。

そして部下が壁にぶちあたり、どうにもならなくなっていたら、そのときこそ上司が適切なアドバイスをすると、

部下が失敗したとしても、一度任せたからには部下と一緒になって責任を負うように腹を決める。

 

そのように教わりました。

 

リーダーの役割は、「現場の問題点を見つけ、問題を解決し、現場を改善し、現場を知る。それから自分よりも優れた人材」を育成すること。

 

それによって組織は成長し続ける事ができる。

 

「名選手、名監督にあらず」

 

現役時代は一流の選手だったのに、指導者としては振るわない人を指すときに使われる言葉です。

極端かもしれませんが、才能さえあれば、自分1人の努力と運で一流選手にはなれます。

 

しかし、指導者として一流選手を育てるとなれば、話は別。

 

なぜなら相手がいる話だから。さらに自分より優れた人材を育てるとなれば、困難の極みです。

会社も同じです。

 

【最強の言葉】

「自分より優秀な人材」を育てるのが、一流の上司」

この言葉を胸に部下を育て、今ではその部下たちも立派に役職者で仕事をしている。

いまでも「あのときはお世話になりました」この言葉を聞く度にさらなる進化を自分もしていかなくてはならないと思う。

 

空回りしている自分が今ここにいる。。。

いま一度、何をすべきか?その答えを出すために努力していこう!

 

久々、長い文章になってしまいました。(笑)

これは永遠のテーマですね。