株式会社ヤマックス

物流・倉庫コラム

Vol.28 倉庫内の「ゾーニング」はなぜ重要か

自宅のキッチンを思い浮かべてください。冷蔵庫の隣に調理台があり、その近くにお皿や調理器具がまとまっていると、料理がスムーズに進みますよね。

もし、お皿が玄関に、フライパンがベランダにあったら大変です。

実は倉庫の中にも、これと同じ発想で「どこに何を置くか」をあらかじめ決める考え方があります。

   

ゾーニングとは

ゾーニングとは、倉庫の中を作業の内容や商品の特徴ごとに区切って、エリア(ゾーン)を分けることです。

例えば、

  • 荷物を受け取る⇒「入荷エリア」
  • 商品をしまっておく⇒「保管エリア」
  • 注文された商品を集める⇒「出荷エリア」

といった具合に、役割ごとに場所を決めていきます。

家の中「寝る部屋」「食べる部屋」「お風呂」と分かれているのと同じ感覚です。

   

ゾーニングがないと、どうなる?

もし引越し直後の部屋のように、すべての荷物が空いている場所に適当に置かれていたらどうなるでしょうか。

「あの商品はどこだっけ?」と探し回る時間が増え、作業する人同士がぶつかったり、作業する人同士がぶつかったり、同じ通路が荷物でふさがったりします。

結果として、作業が遅くなるだけでなく、事故やミスの原因にもなってしまいます。

ゾーニングは、こうした混乱を防ぐための「倉庫の間取り図づくり」ともいえます。

   

棚の「ゴールデンゾーン」とは

一般的に、作業する人のひざから肩くらいまでの高さを指し、しゃがんだり背伸びしたりせずに商品を取れる、一番作業しやすい範囲のことです。

倉庫によっては、このゴールデンゾーンに最も出し入れの多い商品を置くルールを決めています。腰や肩への負担を減らしながら作業スピードも上げられる、現場ならではの知識です。

   

まとめ

ゾーニングは、倉庫の中を「使いやすいお家」にするための間取りづくりです。

どこに何を置くかをきちんと決めておくことで、探す時間や歩く距離が減り、安全で正確な作業につながります。

荷物がスムーズに届く裏側には、こうした整理整頓の工夫が詰まっています。