物流・倉庫コラム
Vol.25 マテハン機器とは?代表的な種類を紹介
引越しのとき、重い家具や家電を人の力だけで運ぼうとすると、腰を痛めてしまいそうですよね。
そんなとき、台車やクレーンを使えば、ぐっと楽に、そして安全に運ぶことができます。
倉庫の世界にも、こうした
「運ぶのを助けてくれる道具」
がたくさんあります。
それが
「マテハン機器」
です。
マテハン機器とは
マテハンとは、「マテリアルハンドリング(Material Handling)」を略した言葉で、物流の現場で荷物の移動・積み下ろし・保管などを助けるための機械や器具全般を指します。
人の力だけに頼っていた作業を、機械の力でサポートすることで、作業のスピードアップだけでなく、腰や体への負担を減らし、安全性を高めることにもつながっています。
①フォークリフト(力持ちの台車)
マテハン機器の代表格といえば、フォークリフトです。
イメージとしては、「力持ちの台車」といったところでしょうか。パレット(荷物をまとめて載せる台)ごと荷物を持ち上げ、倉庫の高い場所まで積み上げたり、トラックへの積み込みを行ったりします。

②ベルトコンベア(動く歩道の荷物版)
ベルトコンベアは、まさに「動く歩道」の荷物版です。
ベルトの上に荷物を乗せるだけで、人が持ち歩かなくても、次の作業場所まで自動的に運んでくれます。仕分けの現場や、荷物を高い場所まで運び上げる作業でよく活躍しています。

③台車・カゴ車(引越しの相棒)
身近なマテハン機器といえば、台車やカゴ車です。
引っ越しのときに家具を運ぶのに使う台車と、基本的な仕組みは同じです。倉庫の中では、ピッキングした商品を一時的に載せて運んだり、複数の荷物をまとめて移動させたりする際に使われています。

④パレット(荷物のトレー)
複数の荷物をひとまとめで載せられる「板」のことです。
荷物をパレットの上にまとめてラップで固定すれば、フォークリフトで一気に持ち上げて移動させることができます。1つずつ運ぶ手間が省け、作業効率が大きく向上します。

豆知識💡フォークリフトの「フォーク」は、まさに食事のフォークと同じ発想🍴
フォークリフトの名前の由来は、荷物を持ち上げる2本の爪の形が、食事で使うフォークの先端に似ていることからきています。
食べ物を刺してすくい上げるフォークと同じように、荷物をすくい上げて持ち上げる、という発想がそのまま名前になっているのは、なんとも分かりやすい命名です。
まとめ
マテハン機器は、いわば倉庫で働く人たちの
「頼れる相棒」
です。
人の力では難しい作業を機械が助けてくれることで、現場の安全性とスピードが大きく向上しています。
普段目にする機会は少ないかもしれませんが、荷物が届く裏側には、こうした機器たちの活躍が欠かせません。