物流・倉庫コラム
Vol.11 荷物が動き出す前に~物流は「計画」から始まる~
私たちが普段何気なく受け取っている荷物。
注文すれば届く、必要なものを買えば店頭に並んでいる。
当たり前のように感じるかもしれませんが、荷物が目的地へ届くまでには、実はたくさんの「準備」と「計画」があります。
今回からは、一つの荷物が実際に運ばれていく流れを追いながら、物流の仕事を紹介していきます。

まず決めるのは「何を・どこへ・いつ運ぶか」
物流のスタート地点は、トラックが走り出す瞬間ではありません。その前に、
- どんな荷物を運ぶのか
- どこからどこまで運ぶのか
- いつまでに届けるのかどのトラックを使うのか
- どのルートで運ぶのか
といったことを考えています。
これらを事前に整理し、効率よく荷物を運べるように計画することが、物流の重要な仕事の一つです。
1台のトラックにも「予定」がある
例えば、ある日に10件の配送依頼が入ったとします。
すべての荷物を同じトラックに積めばいい――というわけではありません。
荷物の大きさや重量、届け先、時間指定などを考えながら、
「この荷物はこのトラックへ」
「この配送先は午前中に」
「このルートなら効率よく回れる」
と、一つひとつ組み合わせていきます。こうして作られるのが、配車計画です。
物流は「見えないところ」で始まっている
私たちが道路で見かけるトラックは、物流のほんの一部分です。
そのトラックが走り出すまでには、荷物を受け付けるひと、配車を組む人、倉庫で準備する人、ドライバーなど、多くの人が関わっています。
つまり物流とは、「運ぶ仕事」だけではなく、「運ぶための準備をする仕事」でもあるのです。
そして、いよいよ計画が決まったら、次は実際にに「どのトラックで、誰を運ぶのか」を決めていきます。
次回は、物流の司令塔ともいえる「配車」について見ていきましょう。