物流・倉庫コラム
Vol.24 倉庫の「坪単価」はどう決まる?
賃貸マンションを探すとき、「駅から近いから家賃が高い」「築年数が古いから家賃が安い」といった経験はありませんか?
実は倉庫を借りるときにも、これとよく似た「坪単価」という考え方があります。今回は、倉庫の坪単価がどのように決まるのかをご紹介します。
坪単価とは
坪単価とは、広さ「1坪(約3.3平方メートル)」当たりの賃料のことです。
マンションの家賃が「1ヶ月〇万円」で表示されるように、倉庫の賃料も「坪あたり〇円」という単位で表され、
これに借りる広さを掛け合わせることで、実際の賃料が決まります。

🚩一番の決め手は「立地」
マンション選びで駅からの距離が重視されるのと同じように、倉庫の坪単価にも「立地」が大きく影響します。
拘束道路のインターチェンジに近い、港や空港からのアクセスが良い、都市部の消費地に近い、といった条件がそろっている倉庫ほど、トラックでの配送がスムーズに行えるため、人気が高まり坪単価も上がる傾向にあります。
逆に、幹線道路から離れた場所にある倉庫は、その分坪単価が抑えられることが多いです。
①「築年数」ならぬ「設備の新しさ」も影響
マンションで「築浅・オートロック付き」が人気を集めるように、倉庫の世界でも、天井が高く大型の荷物を積み上げられる、最新の自動化設備が導入しやすい、
耐震性が高い、といった条件がそろった新しい倉庫ほど、坪単価が高くなる傾向があります。
一方で、古い倉庫は設備面では見劣りする分、坪単価が抑えられていることが多く、コストを重視する企業にとっては選択肢の一つになります。
②「間取り」ならぬ「天井の高さ」も重要
マンション選びで「収納の多さ」が気になるように、倉庫選びでは「天井の高さ」が重要なポイントです。
そのため、天井高のある倉庫は坪単価がやや高めに設定されていることが一般的です。
豆知識💡「1坪」はもともと畳2枚分だった
普段何着なく使う「坪」という単位ですが、その基準は、実は日本の伝統的な畳のサイズに由来しています。
1坪はおよそ畳2枚分の広さに相当し、昔の日本家屋の間取り感覚がそのまま、現代の倉庫賃料計算にも受け継がれているというのは、少し不思議な感覚がしませんか。
まとめ
倉庫の坪単価は、マンションの家賃と同じように、立地・設備・広さの使いやすさといった複数の条件が組み合わさって決まっています。
次に「倉庫」といった言葉を耳にしたときは、その裏にある「不動産選び」に似た駆け引きにも、少し目を向けてみてください。