物流・倉庫コラム
Vol.19 「3PL」ってどういう意味?物流業界の基本用語解説
物流業界のニュースや資料でよく見かける「3PL」という言葉。なんとなく聞いたことはあっても、正確な意味まで説目できる人は意外と少ないかもしれません。今夏は、この「3PL」について分かりやすく解説します。
3PLとは
「Third Party Logistics(サードパーティー・ロジスティクス)」の略で、
荷主企業に代わって、物流業務全般を第三者(専門業者)が請け負う仕組み。
「配送だけ外部にお願いする」といった単純な業務委託とは違い、倉庫での保管、入出荷管理、在庫管理、配送、さらには物流戦略の企画・提案まで、幅広い業務をまとめて任せられるのが3PLの特徴です。
なぜ3PLが注目されているのか
企業が自社で物流部門を持つには、倉庫の確保、人材の採用・教育、システムの導入など、多くのコストと手間がかかります。3PLを活用すれば、こうした物流機能を専門業者に任せることで、自社は商品開発や販売など、本業に経営資源を集中させることができます。。

「1PL」「2PL」との違い
3PLという呼び方があるということは、1PLや2PLも存在します。
- 1PL:荷主企業自身が物流を行う(自社物流)
- 2PL:荷主グループ内の物流子会社が担う
- 3PL:荷主とは資本関係のない外部の専門業者が担う
この番号は、物流を担う主体が「自社」からどれだけ離れているかを表しているとイメージすると分かりやすいでしょう。
豆知識💡 4PL・5PLも存在する
実は物流業界には「4PL」「5PL」という言葉も存在します。4PLは、複数の3PL事業者やシステムを統括し、サプライチェーン全体を設計・管理するコンサルティング的な立場を指すことがあります。5PLになると、EC事業者全体の物流ネットワークを横断的に最適化する、より上位の概念として使われることもあり、明確な定義がまだ定まりきっていない、発展途上の用語でもあります。
まとめ
3PLは、単なる「配送の外注」ではなく、物流の専門家に戦略的なパートナーとして関わってもらう仕組みです。人手不足やコスト増が課題となっている今、多くの企業にとって3PLの活用は、これからますます重要な選択肢になっていきそうです。